羽田美智子の佐賀市紀行
豊かな農作物に恵まれ、海や山もあり、人々がゆったり穏やかに暮らせる町、佐賀。
私の故郷茨城と重なるイメージがあり、信頼するスタッフの故郷でもあることから以前から親しみを感じていました。
しかし今回訪れた佐賀市は想像以上の魅力的な町で、心踊る出会いが待っていました。
代々続く家業の伝統はそのままに、革新的な物作りに励む方々。
オーガニックに目を向け、健康志向の強い人達に安心を提供するお店。
職人技を大切にし、人の手が生み出す温もりある物作り。
一念発起して佐賀ならではの魅力を発信しようとする方達。
素材にこだわり、過程にこだわり、価格にこだわり、常に消費者の目線にたって作られる、安心安全な物作りの現場に立ち会わせていただき感銘を受けました。
皆さん、佐賀愛が熱い!!そして佐賀市の未来は明るい!!
そこには今でこそ叫ばれている『サステナブル』な、つまり持続可能な物作りの世界が広がっていました。羽田甚商店を続けてきて数々のモノに出会わせていただきましたが、『体に良いモノは地球にも良い』というまったく矛盾のない物作りのことを『サステナブル』と呼ぶのだと思います。
地球環境のことも考えられ、私達の健康のことや暮らしも考えられた佐賀市の逸品を今回皆様にお届けできることを嬉しく思っています。
店主 羽田美智子
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まず羽田店主が訪れたのは、佐賀市兵庫に本店を構える「ムーラン・ルージュ」。
羽田店主の大好物であるバウムクーヘンを求めてやってきました。
こちらのバウムクーヘンは卵にこだわり、なんと養鶏場作りから手掛けて始まったという。
まるでジブリ作品に出て来そうな明るくてあたたかい笑顔の店主・石井さんが、お出迎えしてくださり、情熱を込めてできたバウムクーヘンについて語っていただきました。
<ムーラン・ルージュ> [商品購入はこちらから]
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次に向かったのが、佐賀市高木瀬にある「丸秀醤油」。
社長の秀島健介さんが工場をご案内してくださいました。
もともと羽田甚商店では、丸秀醤油の「味噌づくりセット」を販売。
羽田店主も秀島さんの手作り味噌ワークショップにオンラインで参加し、実際に味噌づくりを体験して、丸秀醤油さんのお味噌に虜になりました。
ここでは、丸秀醤油さんこだわりの麹作りについて詳しくお話を聞かせていただきました。また、羽田店主発案で、「お家で簡単 塩麹&醤油麹キット」の商品開発も決定。気になる麹に関するお話は対談でチェック。
<丸秀醤油> [商品購入はこちらから]
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この日最後に訪れたのが、佐賀市大和町にある「名尾手すき和紙」。
江戸時代から続く、名尾手すき和紙の製法。
唯一こちらの一軒だけが、その歴史を紡ぎ続けており、その貴重な製作現場を見学させていただきました。
お話を聞かせていただいたのは代表の谷口祐次郎さん。和紙の強み、弱み、和紙にしかない可能性について一緒に考えさせていただきました。
和紙にしか出せない表現方法でできた製品は、どれも芸術作品。
和紙が出すあたたかみが、常識を覆し、便せんや名刺はもちろん、ランプシェードやカーテンまで作ってしまう、想像力に感銘を受けました。
<名尾手すき和紙> [ホームページはこちらから]
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次の日、羽田店主が朝から訪れたのが、佐賀市西魚町の「鶴屋」。
江戸時代から伝わる銘菓「丸房露」の老舗です。
大隈重信候が愛したという逸話も残る佐賀県を代表する丸房露。
鶴屋の祖先が、長崎の出島でその製法を学び、佐賀に持ち帰ったとされています。
佐賀県の銘菓ながら、日本人誰にとってもどこか懐かしい丸房露。
ひとつひとつ職人さんの手によって作られるその姿はとても美しかったです。
ぜひこちらも続きは対談で。
<鶴屋> [商品購入はこちらから]
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そのあと、羽田店主が向かったのが、佐賀市呉服元町にある「GRAN」。
自家製オーガニックグラノーラのお店です。
とても丁寧に香ばしく焼き上げたオーツ麦とドライフルーツは、他とは違う逸品物。
ストロベリー、抹茶、チョコレイト、ほうじ茶、コーヒーなど、数ある種類の中から、羽田甚オリジナルブレンドのグラノーラを作らせていただきました。
<GRAN> [商品購入はこちらから]
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佐賀市最後に訪れたのは、佐賀市大和町にある「山カフェレストランKUREHA」。
代表の大曲さんが、佐賀の自然に育まれた食材にこだわって始められたレストラン。身体に優しい本物に出会えるお店を作りたいと、大曲さんの少年のようなまなざしで語っていらっしゃる姿が印象的でした。
大曲さんが大事に育てていらっしゃるハーブ園にもご案内いただき、リフレッシュさせていただきました。
<SAGA STORY> [商品購入はこちらから]